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百か日

百か日。

卒哭忌。

泣き叫ぶことを終える頃、

泣き暮らすのはもうお終いにする頃。

…大丈夫、ちゃんと暮らしているよ。

けど、ママはジッくんに会いたくて愛しくて、涙は枯れません。



ジッくん、見てた?この百日。

お花をたくさんいただいたよ。



優しく悲しみに寄り添ってくれたね。

寂しくなる頃、またひとつ。



元気になぁれ、って言われたよう。

四十九日にと、またひとつ。



温かい気持ちと一緒に遠くから。

届く箱を開けるたび、涙がこぼれました。

お父さん、お母さん、お友達もジジに会いに来てくれたよ。

すぐさま駆けつけてくれた、

仲間で来てくれた、

雪の中、突然現れて驚かされた、

お線香あげに…と来てくれたのにお線香がなくて笑った、

そんな悲しく優しい訪問。

来たいと言ってくれた方、メールをくれた方。

素敵な葉書も届いたよ。





まるでジッくんからお手紙が届いたみたいで、

ママのハートはきゅんとなりました。

最初は誰にも会いたくなくて逃げるようにしていたララとの散歩も、

そうはいかなくなった頃、

いろんな人に声をかけてもらったよ。

あれ?ジジくんは?

あれ?もうひとりは?なんでひとりなの?

どうしたの?どうして?どうして…。

突然だったし、元気な姿しかなかったから、みんな驚いて言葉を失ってたよ。

だから、ママは頑張って話した。

仕事の車を降りてきてくれたママさん。

玄関から駆け出てきてくれた、ママさんと息子ちゃん。

大粒の涙を流してくれたお隣の奥さん。

ララに寂しいね、頑張るんだよと言ってくれたおじちゃん、おばちゃん。

ごめんなさい、と謝らせてしまった保育園のお迎えのお母さん。

その他…いっぱい。

何も言わないけれど、そっと目で気持ちを送ってくれた方も。

ジッくん、あなたは皆とお顔を合わせながらお散歩するから、

いろんな方に好かれていたのね。

可愛いねって、撫でてもらうのが大好きだものね。

ジッくんへのお花、

ジジくんのイメージだよと送ってくれたお花、

ジッくんへの言葉、声をもらい、

あなたが生きた証が、家族以外のところにも、町や人にもあると感じられたママです。

ジッくん、ちゃんと見てた?受け取れた?



悲しみと寂しさと一緒に、優しさとジジの存在の大きさをいっぱい感じた百日。

でもやっぱりママもジジも小さくて、納得いく気持ちは見つからないまま、時間が流れた百日。



最近、ちっとも夢に出て来てくれないけど、

どこかに遊びに行ってるの?

パパがね、きっと、どこかのランドのコみたいに、

あちこち同時には現れられないんだって言うのよ。

誰の夢に会いに行ってるのかな。

ジッくんに会った人がいたら、連絡くれないかな。

ふとしたとき、

ジッくんが側にいるように思えるときがあるの。

ララの頑張り、見てる?すごいでしょ。応援しててね。



長かった冬も終わって、

季節がひとつ進んで桜も咲きました。



ママも少し変わったよ。

白髪が増えて(笑)、

家に生花を絶やさないようになったよ。











あのママが!?驚きでしょ。

写真を忘れたり、お花選びに失敗したりしながら。

お花、見てる?

ママは白や黄色のお花を選びがちね。

たまに他の色のお花にすると、パパに驚かれてね。

そうそう、チワワに襲われたよ。

散歩中、ララめがけて走って来て、

咄嗟にララを抱き上げたら、ママの脚をカプって。

あんなに小さな歯なのに、すごい痣になって。初めて犬に噛まれたよ。

もしララが噛まれていたら大変なことになってたから、

ジッくんが助けてくれたのかな?

ジッくんとママの場所に、ジッくんがいなくて寂しいよ。

いつもくっついて過ごしていた、ふたりの場所。

ママが座れない時はジッくんがひとりで寝てて。

さぁ、ママも座ろう!って思うと、

何も言わないのに、スッてジッくんがどいて、

そこに座ったママのお膝にいい?って膝に入ってきて。

幸せで暖かい場所。

これからも大事な場所。

お引越ししたり、どこかに行ったりしても、ずっとずっと作るから。

ママとジッくんのふたりの場所。



そんな気持ちを他にも形にしたくて作ったよ。

朝ドラのべっぴんさんの真似っこ。



写真ケース。



可愛いジッくんとママはいつもどこでも一緒。

心のポケットにだってジッくん、いてくれるんだもんね。

いつもいつもずっとずっと一緒。

大好きよ、ジッくん。

プロフィール

ジジママ

Author:ジジママ


Mシュナ・ジジ♂とララ♀。

ふたりと家族になった私の大切な毎日の日記。

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